温熱治療器とは?
温熱治療器とは、体を物理的に温めることによって体のコンディションを改善する器具の総称です。体を温めることによる不調の改善は古くから研究が重ねられており、草分け的な治療法としては〝三井の温熱治療法〟があります。もともとは指圧の治療をおこなっていた後の治療器の開発者が、さまざまな患者の治療を通して〝体を温めることで治癒力が高まる〟ことを発見したのがきっかけで、当初は美容院でパーマをあてる際に使用するアイロンを使って温熱治療を開始したと伝えられています。後に患部をあたためる目的に特化した温熱治療器を開発し、本格的に治療を始めたのは昭和61年頃からで、この頃にはまだヒートテックプロテインなどの温熱効果の原理が解明されていなかったにも関わらず、温熱治療がガンなどの難病治療に効果があるとされ、その時代においては画期的な治療法の1つとして知られるようになりました。現在ではさまざまな温熱治療器が開発されていますが、ここでは代表的な温熱治療器についてその特徴を説明していきます。